WEB版GRANJAPON PRESS~6月1日号~

 

グランジャポンスタッフがスペインにまつわるあれこれをお伝えするコラムコーナー。
テ・コンミエルを飲みながらのリラックスタイムのお供にいかがでしょう?

MasaのSpain is different Vol.5

【イベリコ猫】

 

最近、良く飲食店やスーパーで見かける「イベリコ豚」。
「イベリコ」とついているだけで、品質が保証されるようなイメージがしますね。

そもそもイベリコ豚とはイベリコ種(血統)が50%以上の豚をいい、主にイベリア半島中央部から南部、スペイン西部からポルトガル東部で育っている。肌色が黒いことからスペインでは「Pata negra(黒い脚)」と呼ばれています。

貴重な存在であるイベリコ豚ですが、こちらより遥かに貴重な動物がスペインだけで生息していることをご存知でしょうか。
それは「イベリコ猫」、スペインオオヤマネコです。

スペインオオヤマネコは胴体や尾、四肢には黒い斑紋が点在。耳の先端には黒く長い房状の体毛が伸長していることが一番の特徴です。
そして、今もっとも絶滅が心配されるネコ科動物のひとつ。生息地は全世界でアンダルシア地方のみ。
主に「ドニャーナ国立公園」です。


現在、密猟のパトロールや環境と餌の保持にスペイン政府は務めているが、驚くのはスペインオオヤマネコの死亡原因です。
なんと交通事故。そう、スペインオオヤマネコの生息地に国道が通り、毎年多くのオオヤマネコが亡くなっている。
やっと安全対策をとった地方政府だが、あまり効果はなさそうです・・・