WEB版GRANJAPON PRESS~12月15日号~

 

グランジャポンスタッフがスペインにまつわるあれこれをお伝えするコラムコーナー。
テ・コンミエルを飲みながらのリラックスタイムのお供にいかがでしょう?

MasaのSpain is different Vol.9

【Las Doce Uvas de la Suerte (幸運の12粒のブドウ)】

 

皆さまこんにちは!
今年も残すところあと数日ですね!

年末はクリスマスパーティーや忘年会など、大勢の人たちと集まったり、家族で過ごしたりする時間が多いです。日本の大晦日といえば、除夜の鐘と年越し蕎麦ですが、スペインではブドウを食べながら新年を迎えます!

19世紀後半、豊作で余ったブドウを農家が「幸運を呼ぶブドウ」として人々に振舞ったのが始まりだと一般的に言われているこの習慣。
今では人々が広場に集まり、幸運な一年を過ごす事が出来るように、新年を告げる0時の12回の鐘の音(1月につき1粒)に合わせてブドウを一粒ずつ食べます。

これは現地のテレビでも毎年放送され、広場に行きたくない人たちはテレビ越しにブドウを食べて新年を迎えます。中継されるのはマドリードにある広場、「Puerta del Sol(プエルタ・デル・ソル)」の様子ですが、地方によってはその地域を代表する広場が中継されます。


さて、この100年以上続くスペイン語圏の伝統的な習慣ですが、2014年→2015年の大晦日でアンダルシア放送でとんでもないことが起こりました。

アンダルシア地方のアルメリア県の広場から中継されていた12の鐘。司会者はいつも通り「全て画面に表示されるから心配いらない、安心してください」とメッセージを送り、23:59分に今年最後のコマーシャルが流れ始めます。

しかし中々コマーシャルが終わりません。そして、コマーシャルが終わったと思ったら、鐘がもう始まっていたのです。それも9個目ほど。これは「リハーサル」だろうと視聴者は信じる中、ふと携帯を見ると0時を過ぎているではないか。たちまちスペイン南部から放送局へ大量のクレーム。放送局側は何が起きたのか調べるというものの、月日は流れ、スペイン南部には幸運のない一年は終わろうとしてる。